教習所の教官は怖い?鬼教官の指導が厳しい理由と対処法

自動車教習所と言うと、怖い教官がいるというイメージがある人も多いのではないのでしょうか。
また、「ホントに怖い?」と疑問を持っている人もいることでしょう。
この記事では、教習所の教官の指導が厳しいとしたら、どんな理由があるのか、また鬼教官に遭遇した場合には、どのように対処したら良いのかなどについてご紹介していきます。

教習所の教官って怖い?

教習所の教官は怖くない

結論から言うと、基本的に「教習所の教官って怖い?」という質問に対しては、教習所の教官は怖くないと言えるでしょう。
ただ、ひと昔前は教習所の教官と言うと怖いイメージがありましたし、実際に鬼教官と呼ばれる教官も存在したため、親世代の人に「教習所の教官って怖い?」と聞くと「教官は怖いよ。」といった答えが返ってくるかもしれません。しかし、教習所もサービス業の一つですので、今はそのような鬼教官に遭遇することはほとんどないと言えるでしょう。

教官の指導が厳しいとしたらワケがある

とはいえ教官には、「安全なドライバーを育てなくてはならない」という責務があります。そのため、状況に応じて指導が厳しい場合もないとは言えません。危険な運転に対して厳しくなるのは当然ですよね。
また、安全なドライバーというのは、どんな時も平常心で運転できる人を指しています。割り込みにイライラしたり、あおり運転に動揺したりといったことで平常心を失うと、大きな事故にもつながりかねません。
そのため、教官はあえて隣で厳しく指導し、平常心で運転できるよう訓練しているという場合もあるようです。

鬼教官に遭遇した場合の対処法

今ではあまり見かけなくなったとはいえ、万が一、鬼教官に遭遇した場合は、次のように対処しましょう。

対処法1:教官に気に入られる

教官も一人の人間ですので、合うタイプの人もいれば合わないタイプの人もいます。同じ教える相手であっても、好き嫌いは出てきますので、第一印象はとても大切です。
そして、常識的な服装で教習に臨み、常識的な態度で教習を受けましょう。
例えば、運転教習を受けるのにサンダルを履いていったり、教官が説明しているのにろくに話を聞いていなかったり、お手本を見もせず、返事もしないといった人に、親切に教えてあげたいという気持ちは起こりません。最低限のマナーを意識するようにしましょう。

対処法2:教官に意欲を示す

たとえ自分の運転に自信がなくて、お世辞にも上手とは言えない状態だったとしても、一生懸命やっている姿を見せ、教官のアドバイスを素直に聞きましょう。下手でも素直で意欲的な人には、教官は親切・丁寧に教えてあげたいと思うものです。
逆に、運転にすごく自信がある人でも、退屈そうに教習を受けるのではなく、教官の説明をしっかり聞いてしっかり返事をして、一生懸命に教習を受ける姿を見せることが重要です。
また、無断欠席や無断での遅刻についても、意欲がないと判断されてしまいますので、そのような場合は、必ず事前に連絡をしましょう。

教官が怖すぎて教習所に通えない場合の最終手段

普通は、教官が厳しいのには前述のようなワケがあるものです。しかし稀に、正当な理由もないのに横柄な態度をとる教官に遭遇する場合もあります。それは教官側の問題ですが、横柄な教官に出くわすと、教習所に通うのも嫌になりますよね。
ここからは教官が怖すぎて教習所に通えない場合の最終手段をご紹介します。

担当教官を変更してもらう

万が一、教官が怖くて教習所に通えないなんて事態になってしまったら、迷うことなく教習所の窓口に相談し、担当教官を変更してもらいましょう。教習所によってシステムの違いはあるものの、通常はほとんどの教習所で、担当教官の変更ができるはずです。

教官のパワハラについては公安委員会などへ相談

教習所の教官のパワハラについては、相談することも検討すると良いでしょう。
例えば、頭を叩かれたり、腕をつかまれたりといった身体への危害のほか、人間性を否定されるような暴言を吐かれた場合などもパワハラと考えられます。またセクハラと言える行動や発言があった場合にも、相談をしましょう。
教習所の教官からパワハラを受けた場合には、担当窓口や公安委員会などへ相談しましょう。

まとめ
教習所の教官は、普通は怖い人ではないということがわかりました。もし、教習所の教官から厳しく指導された場合には、まずは自分の行動について胸に手を当てて振り返ってみてください。
もし、子供が危険なことをしようとしたら母親は厳しく叱りますよね。危険に対して厳しく叱らないと命にかかわる場合もあるからです。それと同じように、教習所の教官も、安全なドライバーを育てるために、危険な運転については厳しく指導せざるをえません。車というのは時として凶器になり得るからです。とはいえ、パワハラ的な鬼教官については要注意です。そういった教官については、遠慮なく担当教官の変更をお願いしたり、窓口に相談したりするなどして対処すべきです。
安全なドライバーになるためにも、有意義にしっかり教習を受けるようにしましょう。

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