もう迷わなくても大丈夫！免許の記載事項の変更方法をご紹介！

「結婚したんだけど、免許証ってどうすればいいんだっけ」「引っ越ししたけど、免許証ってこのままでよかったかな」なんて思っている方は多いと思います。免許証は、「名前」「住所」の他に、免許証に記載されていない「本籍」も変更対象となります。
そこで今回は、「名前」「住所」「本籍」の記載事項変更の方法について紹介します。変更方法がわからないという方はぜひご覧ください。

記載事項変更が必要な場合

もしお手元に免許証があるなら確認していただきたいのですが、免許証の記載事項変更が必要なのは、「名前」「住所」になります。その下の内容は免許を更新する際に一緒に更新されるので、別で変更することはありません。また、「生年月日」は変わることはないので、変更手続きを行うことはないでしょう。さらに、免許証には記載されていませんが、「本籍」が変わった場合も変更手続きを行わなければなりません。

申請する人や変更箇所によって必要書類が違うので、自分で申請する際の「住所のみ」「本籍・名前」変更の場合の紹介と、代理人によって申請する際「住所のみ」「本籍・名前」変更の場合の4種類を紹介します。代理人申請に関しては都道府県ごとに異なるため、参考程度に見ていただければと思います。

ちなみに、変更に関する手続きはすべて無料で行ってもらえます。

本人による申請の場合

住所のみ変更

手続きに必要なものは、現在持っている免許証の他に、

・住民票
・新しい住所が記載された保険証
・マイナンバーカード
・官公庁発行の郵便物
・在留カード

の、住所を確認できるいずれかの証明書類が必要です。
確認だけになるので、確認した書類は返してもらえます。

本籍・氏名の変更

手続きに必要なものは、現在持っている免許証の他に、「本籍記載の住民票」が必要となります。住民票は提出するため、返されることはないので注意してください。

代理人による申請の場合

住所のみ変更

運転免許証は変更する本人のものが必要ですが、他に

・本人と代理人が併記された住民票
・代理人の住所、名前がわかる書類

が必要になります。代理人の住所、名前がわかる書類は、本人が住所変更する際に必要な書類と同じものになります。また、住民票・書類どちらも確認だけのための書類ですので、返却されます。
本人申請の際と異なるところは、「本人と代理人が併記された住民票」になります。代理人の方が変更手続きを行う際は忘れないようにしましょう。

本籍・氏名の変更

運転免許証は変更する本人のものが必要ですが、他に

・本人と代理人が併記された本籍記載の住民票
・代理人の住所、名前がわかる書類

が必要になります。先ほどと同様に、代理人の住所、名前がわかる書類は本人が住所変更する際に必要な書類と同じものになります。
異なる点は、「本人と代理人が併記された本籍記載の住民票」になるので、忘れないようにしましょう。書類は返却されますが、住民票は提出することになるので気を付けてください。

どこで変更してもらうの？

では、どこで免許証の記載事項を変更してもらうのでしょうか。
記載事項変更は、「警察署」と「運転免許試験場」で変更手続きが可能です。

受付日時は、

警察署：平日8時半～17時
運転免許試験場：平日8時半～17時、日曜8時半～16時

になっています。
これはあくまでも一例であり、受付時間は場所ごとに異なるので、変更先の都道府県にある警察署や運転免許試験場にお問い合わせください。

道路交通法94条によって、「免許証の記載事項に変更が生じたときは、速やかに住所地を管轄する公安委員会に届けて、記載事項の変更を行わなければならない」と定められています。
「速やかに」という言葉だけで、しっかり時期が決められてはいません。しかし、記載事項変更が行われないと、道路交通法121条の定めによって、2万円以下の罰金または科料に処される場合があります。また、免許更新のお知らせはがきが届くことがないので、免許更新時期を逃してしまい、免許停止になってしまうかもしれません。
身分証明書として使っている方も多いと思うので、忘れずに免許証の記載事項変更を行うようにしましょう。