新型コロナでみんなの車に対しての意識はどう変化した?

新型コロナで外出自粛、密を避けるなど、私たちの暮らしは大きく変わりました。

そんな中で、車に対する世間の意識が変わりつつあります。

車離れと言われ若者たちの所持率が下がっていた車は、一体どのような考え方がされるようになったのでしょうか。

 

車離れから一転!今、車の需要が高まっている

「若者の車離れ」というワードが何年も前から浸透しているように、最近では車を買う理由がないという人が増えていました。

移動には電車やバスの公共交通機関を使えば十分であり、購入費や維持費が高いためわざわざ買う必要がないからです。

また、車を利用したい場合はカーシェアサービスを利用し、マイカーを持たない人も増えていました。

 

しかしコロナによって私たちの生活は一変しました。

新しい生活様式の中で、移動手段として車の人気が高まっています。

 

1、理由①感染リスクを下げられる

これまで普通に使っていたバスや電車といった公共交通機関は感染リスクが高いとして、利用を控える人が多く出てきています。

その一方で、車は他人に接触することなく目的地に到着できるため、安全に移動できるという評価がされています。

 

外出自粛とはいっても日常を生活するために買い物をしないというわけにはいけません。

またいつも家にいてはストレスが溜まるため、感染リスクを下げながら外出したいという人もいます。

そういった方にとって、安全な交通手段として車が人気を集めています。

 

また、車は移動手段だけではなく、安全にエンターテイメントを楽しむ場にもなっています。

コロナが広がっている今は人混みを避ける、他人と距離を取ることが求められています。

従来、人と人との距離が近くなるエンターテイメントも例外ではありません。

そんな中で誕生したのが「ドライブインシアター」です。

これは車に乗ったまま映画を鑑賞できるもので、音声は車のラジオから聞くことができます。

また「ドライブインお化け屋敷」というもの人気を集めています。

 

2、理由②屋外でもプライベート空間を確保できる

コロナにより移動の自粛が求められた中で広まったのが在宅勤務です。

今まで会社で行っていた仕事をオンライン上で行うことで、感染リスクを下げました。

その在宅勤務で求められたのがプライベート空間です。

 

家族全員が常に家にいることは、普段の生活と比べて意外とストレスが溜まります。

一人になりたくても外出時に他人と接触することを避けなければなりません。

そういった状況で完全に一人になれる空間が車です。

ずっと家にいてはストレスが溜まります。

感染リスクを下げつつ、プライベートな時間を確保できるので車の需要が高まりました。

 

また、在宅勤務時に家族に気兼ねなくテレビ会議をする場として車を利用する方も多くいました。

 

GOTOキャンペーンが始まったけど…県内日帰りドライブ旅行が人気

コロナで落ち込んだ観光産業の回復のために、2020年7月10日からGoToトラベルキャンペーンが始まっています。

そして対象外だった東京でも10月1日から開始されます。

補助金によって旅行がお得になる制度なのでぜひ利用したいものですが、こちらの移動手段にも車を使う予定の方が多いようです。

 

こちらの図はデルフィスの調査結果です。

引用元:【第2回】コロナ禍における「おでかけ」「クルマ」に関する意識調査を発表

 

調査によれば同一県内への日帰りドライブが人気のようです。

旅行に行くことが推奨されていますが、やはりまだまだコロナ感染に関して十分慎重にならざるを得ません。

そうした中で安全に移動できる車が人気となっています。

 

しかし同一県内への日帰り旅行が人気の裏には、車ならではのデメリットが見え隠れしています。

それは一時話題となった「他県ナンバー狩り」への対応です。

気分転換に遠出をしたいものの、嫌な思いをするリスクは避けたいという心情から同一県内を選択するようです。

 

また、ドライブを検討している方にはもうひとつ注意しなければならない点があります。

それはドライブ技術についてです。

このコロナを機に車を運転する方が増えているので、その分ペーパードライバーだった方が多いのです。

いつも以上に車間距離を気にするなど、普段よりも周囲に注意して運転した方が良さそうです。

 

まとめ
新型コロナによって生活様式が変わった今、車の良い点が再認識されています。
車は高い買い物ですので、簡単に手放すことはほとんどないと思います。
コロナが終息した後も、生活に馴染んだ車はもっと身近な存在になるかもしれません。

コラム集~免許取得のヒント~