自動車の維持費ってどのくらいかかる?都内と田舎でそれぞれ解説
自動車を所有していると必ずかかる維持費。
都会では「自動車は維持費がかかるから」と車を持たない理由としても挙げられる維持費ですが、具体的にはどれぐらいの費用がかかるのでしょうか。
今回は、自動車の維持費の内訳や1年にかかる維持費をまとめました。
都会と田舎での維持費の差についても解説しておりますので参考にしてみてください。
自動車の維持費にはどんな費用が含まれるの?
自動車の維持費には以下の8つの項目が含まれます。
車両購入費用
自動車購入費用には自動車メーカーのサイトに表示されている本体価格に加え、消費税や追加装備の料金が上乗せされます。
さらに、新規検査登録の手数料や車庫証明の取得費用、納車費用などの諸費用が必要です。
ローンを組む場合はさらに頭金やローン金利がかかります。
税金
自動車にかかる税金には、用途や排気量によって税額が決定する自動車税と、軽自動車に一律料金でかかる軽自動車税、車両のの重さで税額が決まる重量税があります。
自動車税は毎年4月1日時点で車検証上自動車を所有している人に対してかかるものです。
一方で重量税は1年ごとにかかります。
しかし、新規登録時や車検時に車検証の有効期限までまとめて支払うのが一般的です。
車検費用
普通乗用車や軽自動車の車検は通常2年に1度ですが、新車で購入して初めての車検は登録から3年後です。
車検時は自動車重量税や自賠責保険、整備費用などを支払う必要があります。
また、車検の他にも、車が故障することなく安全に走行できるかをみる法定点検があります。
車種や依頼先によって料金が異なるので確認が必要です。
任意の自動車保険
自賠責保険では相手方への補償のみが対象になっていますが、任意の自動車保険では自分や同乗者、自動車も補償対象となっています。
自賠責保険よりも補償対象が広く、自賠責保険で補償されない部分がカバーできるため、加入する方がほとんどです。
燃料費
電気自動車の場合は電気料金、ガソリンエンジン車の場合はガソリン代、ディーゼルエンジンの場合は軽油代がかかります。
燃料の単価は地域や社会状況によって変動するのが特徴です。
また、燃費についても車種や利用状況によって変動します。
駐車場代
自動車を所有していると、自動車を駐車しておくためのスペースを確保するための料金がかかります。
普通乗用車の場合は月極駐車場やコインパーキングなどに駐車するのが一般的です。
月極料金やコインパーキングの料金は土地価格によって大きく差があります。
メンテナンス費用
車をウォッシャー液やエンジンオイル、タイヤの交換費用、自動車が故障した場合の修理費用などがメンテナンス費用に含まれます。
車種や車の利用状況によって料金に幅がありますが、一般的には本体価格が高く排気量が大きい自動車ほどメンテナンス費用が高い傾向にあります。
高速料金
高速料金とは、高速道路を利用するためにかかる料金のことです。
普通車の場合は1kmあたり24.6円が基本とされていますが、大都市近郊区間や関越道などでは料金が高く設定されています。
軽自動車は普通車の料金から2割引の料金が適用されます。
一般的な自動車の維持費年間シュミレーション
自動車購入後にかかる1年間の一般的な維持費をまとめました。
なお、2年ごとにかかる費用についても1年ごとの料金に計算し直し、表示しています。
軽乗用車 | コンパクトカー | ミニバン | |
自動車税 | 10,800円 | 34,500円 | 45,000円 |
重量税 | 12,300円 | 16,400円 | 16,400円 |
自賠責保険 | 12,422円 | 12,806円 | 16,400円 |
任意保険 | 55,000円 | 80,000円 | 10万円 |
車検費用 | 25,000円 | 30,000円 | 35,000円 |
点検費用 | 15,000円 | 21,000円 | 29,000円 |
燃料費 | 48,000円 | 72,000円 | 80,000円 |
駐車場代 | 12万円 | 12万円 | 12万円 |
メンテナンス費用 | 8,000円 | 10,000円 | 12,000円 |
計 | 30万6,522円 | 39万6,706円 | 45万3,800円 |
※車両購入費用・高速料金は除く
上記はシュミレーションはおおよその見積もりです。
特に駐車場代や燃料費は車種や地域によってかなり差があります。
例えば、整備があまり必要ない初回の車検では、部品代などがほとんどかからないため、整備費用は安くなります。
また、燃費の良い車種を選ぶことで燃料費をある程度抑えることが可能です。
他にも、都会と田舎という地域差でも維持費に違いがあります。
自動車の維持費は都内と田舎でどれぐらい違うの?
都会と田舎を比較すると都会のほうが物価や土地価格が高いため、燃料費や駐車場代、メンテナンス費用が高い傾向にあります。
燃料費・駐車場代・メンテナンス費の相場をまとめました。
都会 | 田舎 | |
燃料費(ガソリン) | 140円/L | 137.5円/L |
駐車場代 | 30,000/月 | 3,000円/月 |
メンテナンス費 | 10,000円/年 | 8,000円/年 |
特に差が出るのは駐車場代です。
都会と田舎の一例として東京都中野区と岐阜県柳津町の月極駐車場を比較した結果、10倍ほどの差があることがわかりました。
都会は土地価格が高いため、駐車場代だけ比較してもかなり高くなっています。
中でも駐車場代はかなりの差があることがわかりました。
燃料費や駐車場代、メンテナンス費用は物価や土地価格が大きく影響するため、田舎の方が安く抑えることができます。
維持費の内訳を知って賢くを費用を抑えましょう!
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