バイク免許が取得可能になる年齢とは?高校生・早生まれ等のケースも解説

バイクの免許取得を検討している人にとって、免許は何歳から取得可能なのか気になるところですよね。
バイクの免許には種類があり、それぞれ取得可能になる年齢も異なります。また、高校生の場合は、高校生という立場でも教習所に行けるのかどうか知りたいところでしょう。

そこで今回は、バイク免許が取得可能になる年齢について解説しつつ、バイク免許の種類やそれぞれの概要についても触れていきたいと思います。

バイクの免許が取れる年齢は何歳から?

まず、バイク免許で取得する人の多い「原付免許」と「普通二輪免許」は、16歳から取得することが可能です。

自動車の普通免許は18歳からですが、バイクは16歳という若い年齢でも免許を取ることができるため、かなり若いうちから原付などに乗っている人はたくさんいます。


高校生でも年齢が達していればバイク免許は取れる


16歳という年齢であれば、気になるのは「高校生でもバイク免許は取れるのか」ということです。

結論からいうと、高校生でも年齢さえ達していれば、バイク免許を取ることは可能です。免許を取得した後、学校が許可を出していれば、原付などで学校に通うこともできます。
学生だからといって教習所には通えないという規定はないため、夏休みなどを利用してバイク免許を取る人は多いです。

ちなみに、教習所への入校は15歳からでも可能になります。教習所を卒業するまでに誕生日を迎えて16歳になっていれば問題ないため、とにかく早く免許が取りたいという人は、誕生日が来ることを計算に入れて、15歳で教習所に通うケースがあります。


早生まれの人はどうなる?


バイク免許の取得が可能なのは、16歳から。
16歳といえば高校1年生の年齢ですが、このとき、早生まれ(1月・2月・3月生まれ)の高校1年生はどうなるのでしょうか。

残念ながら、誕生日を迎えて16歳という決まった年齢に達するまで待つしかありません。
学年ではなく実年齢で、免許取得可能かどうかは決まります。そのため、同じ高校1年生で7月生まれの人と1月生まれの人がいた場合は、7月生まれの人は夏休みを利用してバイク免許を取ることができます。

しかし、残念ながら、1月生まれの人は夏休みの段階では15歳なので免許を取ることはできず、取得可能になるのは早くとも1月以降になります。


注意!大型自動二輪免許は18歳から


注意しなければいけないのは、大型自動二輪免許が取れる年齢は18歳からということです。
すべてのバイクに乗ることができる、大型自動二輪免許。「これぞライダーのバイク!」といわんばかりの大型のバイクに乗れる免許は、この大型自動二輪免許です。
若いうちから排気量400cc以上のマニアックなバイクに憧れている人はたくさんいますが、これは早くても18歳を超えるまで運転はできません。

18歳未満の人は、残念ですが年齢が達するまで気長に待ちましょう。


【種類別】若い年齢で取れるバイク免許の概要


ここからは若い年齢でも取得可能なバイク免許の種類や、その概要について見ていきたいと思います。

16歳から取得可能なバイク免許は、主に5つの種類があります。

・原付免許
・小型限定普通二輪免許
・AT小型限定普通二輪免許
・普通二輪免許
・AT限定普通二輪免許

それぞれの概要、教習内容、そして免許取得にかかる費用を解説していきます。

原付免許


原付免許は、いわゆる原チャリの愛称で知られる50cc以下のバイクが運転できる免許のことです。

原付免許はバイク免許の中でも取得方法が簡単で、教習の時間も短いのが特徴的です。適性試験の後に学科試験を受けて、実技講習に進みます。1日での取得が可能で、費用は8,000円ほどです。

小型限定普通二輪免許・AT小型限定普通二輪免許


小型限定普通二輪免許を取得すると、125cc以下のバイクを運転することが可能になります。AT小型限定普通二輪免許は、125cc以下のオートマ車のための免許なので、基本的には小型限定普通二輪免許と同じです。

取得のためには、教習所に通って26時間の学科、12時間の技能講習を受ける必要があります。ただ、ATの場合はクラッチ操作が不要になるため、技能講習は9時間まで短縮されます。費用は10万円~12万円ほどしますが、普通免許を持っている人の場合はもう少し安くなり、6~8万円前後の費用で取得することができます。

また、教習所に通わず、いきなり試験を受けに行って免許を取る方法もあります。費用・時間はかかりませんが、一発試験の場合は合格率が低いのが特徴的です。

普通二輪免許・AT限定普通二輪免許


普通二輪免許は、400cc以下のバイクを運転できる免許になります。AT限定は、同じく400cc以下のオートマ車の免許です。

こちらも取得する方法は、教習所に通うパターンとダイレクトで試験を受けるパターンがあります。教習所を利用する場合は学科26時間、技能19時間の講習が必要になり、費用は12万円~15万円ほどです。普通免許を持っていれば、10万円前後になります。


まとめ
バイク免許を取得できるのは、大型免許を除いて16歳からです。
高校生でも年齢が達していれば取得は可能なので、取得を考えている人は長期休みを利用すると良いでしょう。
自分がどんなバイクに乗りたいのか、まずは種類を確かめて、費用や免許の取得方法について理解を深めていきましょう。

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