教習所で本免・仮免で落ちてしまう人の5つの特徴

自動車免許を取るためには、教習所を卒業するための仮免試験、そして自動車免許を取るための本免許試験に合格する必要があります。

どちらも一発合格する人がほとんどだと思いますが、中にはなかなか仮免や本免で合格できない人もいます。

なんと30回以上も落ちた人もいるようです。

では、一発合格できる人と、なかなか合格できない人とは、一体何が違うのでしょうか。

ここでは、教習所で本免・仮免に落ちてしまう人の特徴を5つ挙げて解説していきます。

学科試験で落ちてしまう人の2つの特徴

学科試験に落ちてしまう人の特徴は主に次の2つです。

  • 勉強時間が少ない
  • 学科試験の出題傾向に慣れていない

この2つの特徴について細かく見ていきましょう。

特徴1.勉強時間が少ない

これは、単純に勉強不足ということです。。

仮免・本免の学科試験は、合格基準が厳しいので、それなりに勉強しないと受かりません。

そのため勉強をしていないと、当然ながら落ちます。

時間をかければかけるほどいい、というものでもありませんが、ある程度の勉強時間は確保するようにしましょう。

特徴2.学科試験の出題傾向に慣れていない

仮免・本免の学科試験には、ひっかけ問題が多数出題されます。

こういった出題傾向に慣れておかないと、ひっかけ問題に見事に引っかかって、落ちてしまいます。

これに対応するためには、とにかく教科書をしっかり読んで知識を正確に覚えていくことと、模擬問題や過去問題をたくさん解いておくことが必要です。

また、教習で教官が「ここがポイント!」と言ったところは、必ず押さえておくようにしましょう。

さらに、教習で行われる効果測定は、本免学科試験の予行練習のような位置づけで、本免試験と類似した問題が出題されます。

効果測定には本免学科試験の過去問が使われることが多いため、問題慣れすることもできます。

本番のつもりで真面目に取り組み、しっかりと間違えたところの復習を行い、出題傾向に慣れることが大切です。

技能試験で落ちてしまう人の3つの特徴

技能試験に落ちてしまう人の特徴は主に次の3つです。

  • 技能試験に対応した運転ができていない
  • 試験官にわかりやすくアピールできていない
  • 不合格の理由を追及して練習していない

この3つの特徴について詳しく見ていきましょう。

特徴1.実技試験に対応した運転ができていない

技能試験は、減点方式で行われます。

100点から始まって試験終了時に70点以上残っていれば合格です。

技能試験の採点は、助手席に座っている試験官(検定員)が行います。

そもそも技能試験での運転は、試験官に「自分は安全運転に必要なことを身に付けていますよ」ということをわかってもらうのが目的です。

しかし、自分では適切な運転をしたつもりでも、試験官の判断によっては減点対象になることがあります。

常に見られていることを意識して、ちょっと大げさなくらいに運転するのがコツです。

特徴2.試験官にわかりやすくアピールできていない

「特徴1.実技試験に対応した運転ができていない」でも解説した通り、試験官へのアピールは、大げさなくらいに行うことがおすすめです。
アピールが弱いと、正しい運転をしていても試験官には伝わっていないこともあります。

特に安全確認の動作は意識しましょう。
乗り込む際は車体の下までしっかりと覗き込む、左右確認をする場面では、目線だけでなく頭も左右に動かすなど、はっきりと安全確認ができていることをアピールしましょう。

また、カーブ前の減速など、他にもわかりやすくアピールすべきポイントはあります。
路上では、信号が変わるタイミングと、歩行者の保護(信号のない横断歩道では止まるなど)に気をつけましょう。

特徴3.不合格の理由を追及して練習していない

試験に落ちるということは、必ず原因や理由があります。まずは振り返りをして、落ちた理由を見極めましょう。
そもそも、どんな項目で減点になるかを理解していないと、無意識のうちに減点されて不合格になってしまいます。
減点項目をしっかり把握して、その箇所を克服してから再受験に臨む必要があります。

まずは、落ちた原因を見極めて、補修教習の内容を決め、わからないことは指導員に相談することがおすすめです。
指導員にアドバイスをもらいながら、次の試験に向けて対策をしていきましょう。

まとめ
学科試験でも技能試験でも、それ相応の対策を取らないと落ちてしまいます。
学科試験ではとにかく過去問を解いてひっかけ問題に慣れること、技能試験では試験官にアピールする運転を心がけることが大事です。
いずれにしても、自分が落ちた原因をしっかり把握して、その箇所を克服してから再受験に臨みましょう。

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