つい忘れがちになる交通ルール5選とは?「うっかり」が危険ポイントに!

交通ルールを完璧に把握しておくことは意外と難しく、つい忘れがちになる交通ルールもたくさんあるものです。免許を取るときに学んだ重要な交通ルールも、実際のところそれが必要な場面に直面しなければ忘れがちになるのも無理はないかもしれません。
ですがそうは言っても、日常のそんな「うっかり」が危険な事故につながることは多いものです。つい忘れがちとはいえ、「忘れていました」「知らなかったです」では通りませんよね。
そこで今回は、つい忘れがちになる交通ルール5選をご紹介していきたいと思います。

つい忘れがちな交通ルール5選

つい忘れがちな交通ルールといえば、どんなものが頭に浮かぶでしょうか?なかなか思い浮かばない人も多いかもしれません。よく忘れがち、そして忘れると危険につながる交通ルール5選は以下の通りです。

つい忘れがちな交通ルール1:泥はね運転違反

ついやってしまいがちなのが、泥はね運転違反。ドライバーのマナーに関わる違反行為なので、なんとなくおざなりにしてしまっている人は多いかもしれません。
歩行者や周りのものに配慮して運転しなければいけないのは、ドライバーとして当然のことですよね。雨の日や雨上がりに道を急ぐときは、つい泥はねについて注意を欠いてしまいがちなので気をつけましょう。

ちなみに泥はね運転違反は、基礎点数の減点の対象にはなりません。ただ、原付は5000円、普通車・二輪車は6000円、大型車は7000円の反則金はそれぞれあります。また、5万円以下の罰金対象にもなるため要注意です。

つい忘れがちな交通ルール2:不必要なクラクションはNG

つい忘れがちな交通ルールの一つとして、不必要にクラクションを鳴らさないことも挙げられます。

忘れてしまうことは多いですが、クラクションは指定された場所以外では鳴らしてはいけないことになっています。道を譲ってもらったときの挨拶としてクラクションを鳴らす人はおいですが、実はこの行為は違反になります。
ちなみにクラクションを鳴らしてOKなのは以下の指定場所だけです。

・見通しの悪い交差点・曲がり角
・危険回避のための緊急時
・「警音鳴らせ」の道路標識がある場所
(※「警音鳴らせ」に従わなかった場合は、5万円以下の罰金になるため要注意)

つい忘れがちな交通ルール3:エンジンをかけっぱなしで離れてはいけない

これもつい忘れがちな交通ルールの一つですが、エンジンをかけっぱなしの状態で車から離れてはいけないこと。
ちょっと自動販売機に行くだけだから…といった気持ちで、エンジンをかけっぱなしにした状態で車から離れてしまうのは意外とありがちですが、これは立派な違反に当たります。

ドライバーには、自分の車を管理しなければならない責務があります。車を離れるときは、必ずエンジンを切りましょう。ちなみにこの違反にも、5万円以下の罰金が科せられる場合があります。

つい忘れがちな交通ルール4:整備不良違反

こちらもありがちですが、整備不良に関わる違反です。「ちょっとしたことだし、まあいいか…」という気持ちでランプ等が壊れた車を運転してしまうと、整備不良違反に当たります。その他にもよくあるケースとしては、車高を落としすぎているケース、タイヤがはみ出ているケースなどが見受けられます。

整備不良は、事故を引き起こす原因になる可能性があります。ランプの壊れた車を運転していては危ないですし、自分は良くても周りの車に対して迷惑になってしまいます。

ちなみに整備不良が原因で運転を止められた場合は、もちろんその後は運転を継続できなくなります。その後はレッカー車を呼ぶなどの対応をしなければいけないため、「ちょっとした面倒事からの逃れ」が結局大事になってしまいます。レッカー車を呼ぶならお金もかかりますし大変ですよね。故障部分はしっかり直してから、運転するようにしましょう。

つい忘れがちな交通ルール5:後部座席もシートベルトは着用する

忘れがちで、かつ忘れると危険な交通ルールの一つとして、後部座席のシートベルトの着用も挙げられます。
以前は確かに、シートベルトの着用は前の座席のみで、後部座席は義務付けられていませんでした。ですが2008年から法律が変わり、車に乗った際には全ての人がシートベルトを着用しなければならなくなったのです。

この交通ルール改正は10年以上も前のことですが、まだまだ昔の名残で、「後ろはシートベルトしなくて大丈夫」と思ってしまっている人は実は意外とたくさんいます。もしくは「後ろもしなければいけないことは知っているけど、なんとなくしなくても大丈夫だろう」と軽くとらえてしまっている人は多いものです。
車を運転する人は、自分の車に人を乗せたときは、必ず皆にシートベルトを着用してもらうよう促しましょう。

まとめ
つい忘れがちな交通ルールは意外とたくさんあり、むしろ今回ご紹介した交通ルール5選を見て「知らなかった」と感じた人も多かったかもしれません。そんな「つい」「うっかり」の気のゆるみが大事故につながることは多いもの。車を運転するなら、そんな緊張感は常に持っておきたいところです。つい忘れがちな交通ルールはぜひ折に触れて振り返って、ドライバーとしての危険意識を高く持つようにしましょう。

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