自動車の車検についてご紹介!放置していると違反になる場合も

一般的に知られている「車検」という言葉は、「自動車継続検査」という正式名称を略しており、道路運送車両法によって定められた保安基準を満たしているかの検査のことを指します。

車検は「検査」を行うのですが、どういった項目が検査されるのか、なぜ受けなければならないのかを解説するので、参考にしてみてください。

車検ってどんなことをするの?

先ほど車検は検査を行うものだと言いましたが、実際は「点検」「整備」「検査」の3つを総称して「車検」と言います。
点検・整備・検査項目は20個あり、下記の道路運送車両法第60条に記載されています。

第六十条 陸運局長は、第五十八条の検査の結果、当該自動車が保安基準に適合し、且つ、申請者が当該自動車を使用する権利を有すると認めるときは、左の各号に掲げる事項を記載した自動車検査証を申請者に交付しなければならない。
一 自動車検査証番号及び登録自動車にあつては自動車登録番号
二 車台番号及び原動機番号
三 自動車検査証の有効期間
四 使用者及び所有者の氏名又は名称及び住所
五 使用の本拠の位置
六 車名及び型式
七 普通自動車、小型自動車、軽自動車又は特殊自動車の別
八 長さ、幅及び高さ
九 車体の形状
十 原動機の型式
十一 動力伝達装置、操縦装置、制動装置、燃料装置及び連結装置の型式
十二 燃料の種類
十三 原動機の総排気量及びサイクル又は定格出力
十四 自動車運送事業の用に供するかどうかの別
十五 用途
十六 特殊自動車にあつては、その種類
十七 けん引自動車又は被けん引自動車にあつては、被けん引自動車又はけん引自動車の自動車登録番号(自動車登録番号がない場合には自動車検査証番号)
十八 第四十三条の規定により制限を附加した自動車にあつては、その旨
十九 乗車定員又は最大積載量
二十 車両重量及び車両総重量

引用元:道路運送車両法第60条

法律の言葉だけでは難しいところもあると思うので、実際に行われる点検・整備・検査項目もお教えします。

・同一性の確認
自動車検査証(車検証)に記載されている内容と持ち込まれている車が同一のものであるか
・外回り検査
ヘッドライトやテールライトなどの灯火類や、ワイパーやクラクションが正常に動作するか
・サイドスリップ検査
車がハンドルをまっすぐの状態にした際に真っ直ぐ走れるかどうか
・ブレーキ検査
ブレーキとサイドブレーキの効き具合を確認
・スピードメーター検査
実際に出ている速度とスピードメーターの示す数値の誤差を計測
・ヘッドライト検査
ヘッドライトが適正な明るさで適正な向きにライトが照らされているかを確認
・排出ガス検査
マフラーから排出されるガスに含まれるCO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)の濃度を計測
・下回り検査
車体の下にもぐり、オイル漏れやボルトの緩みなどを確認

上記のような項目を点検・整備・検査し、無事保安基準を満たしていると認められると、自動車検査証とともに検査標章(ステッカー)がもらえます。このステッカーは必ず目に入りやすいところに貼っておきましょう。

また、車検を行う際は、車検の費用だけでなく、同時に自賠責保険料と重量税を支払う必要があります。次回の車検でどれくらいの出費があるか確認しておくと安心です。

車検をしないとダメなの?

第六十一条 自動車検査証の有効期間は、一年とする。
2 陸運局長は、前条、次条第一項又は第六十三条第三項の場合において、当該自動車が一年を経過しない前に保安基準に適合しなくなるおそれがあると認めるときは、前項の有効期間を一年未満に定めることができる。
3 第六十七条、第六十八条又は第七十条の規定により自動車検査証の書換又は再交付をする場合にあつては、新たに交付する自動車検査証の有効期間は、従前の自動車検査証の有効期間の残存期間とする。

引用元:道路運送車両法第61条

ずばり、上記のように道路運送車両法第61条で決められているため、車検は必ず定期的に行ってください。もし車検の有効期限が切れた車に乗っていた場合、法律に違反したということで免停などの厳しい罰則を受けることになります。また、車検の有効期限が過ぎた場合、公道での走行はできないので、必ず定期的に車検を受けましょう。

そして、定期的に検査する期間としては、法律で示している通り「一年」となっています。しかし、一部例外もあります。
自家用乗用車と軽乗用自動車で新車だった場合は、登録から3年目、それ以後は2年ごとに車検を更新しなければなりません。排気量250cc以上のバイクも同じ条件です。
車検の有効期限は、必ず車検証に記載してあります。更新を忘れないためにも、今持っている車検証をしっかり確認しておきましょう。

ちなみに、車検は有効期限の1ヵ月前から受けることができます。もし1ヵ月早く車検を更新したとしても、その日から起算されるのではなく、元の有効期限からの期間で起算されます。早めに受けても損ということはないので、有効期限ギリギリで受けるより、できるだけ早めに受けることをおすすめします。

まとめ
車検は、安全に運転を行うために必要な検査です。ここでいう安全は、もちろんあなたのことを守る安全でもありますが、他の人を守る安全でもあります。
車検を定期的に行うことで、事故の被害者・加害者になるリスクを少しでも下げられるので、忘れずに車検を受けてください。

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